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石オケ講師陣によるスプリングコンサート

  • 2016年3月18日
  • 2016年3月18日
  • 演奏会
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DSCF34723月16日(水)、大泉学園駅前の『ゆめりあホール』にて、石オケ講師の先生方によるスプリングコンサート(主催/WHCクラブ)が開催されました。このコンサートは、昨年石オケが、ねりまシニアネットワーク「サマーフェスティバル2015」で演奏させていただいたご縁で、再度、声をかけていただいたものの、平日の開催で団員の確保が困難だったため「石オケ講師陣シリーズ」と銘打って、先生方を主役に、このような形でお請けすることになったものです。

 

石オケからは、団員5名が裏方として出席、先生方のご活躍を見守りました。

第一部がマエストロ西谷先生、毛利先生、毛利先生のパートナーでピアニストの坂田麻里先生、それぞれのソロ演奏、第二部がお三方によるピアノトリオという豪華版です。

 

DSCF3414トップバッターは西谷先生。ドビュッシーの『ヴァイオリンソナタ・ト短調』で、会場を一気にクラシック音楽ワールドに染めます。ご高齢の方々ばかりの客席を意識して「この曲は第三楽章までありますので、三つ終わったところで拍手をしてください。」と丁寧なMCをするあたりに、先生の人柄が表れています。

 

 

DSCF3422次は毛利先生。ご自身の作編曲による”和テースト”あふれるオリジナル曲2曲の演奏でした。一曲目は、平安時代末期の流行歌謡「今様」をモチーフにした幽玄な感じの曲。もちろん、「今様」と「白拍子」についての、先生の薀蓄ある解説付きです。チェロで雅楽器のような表現ができるなんて驚きです。貴族の世界に浸った後の二曲目は、一転、コミカルな『「山寺の和尚さん」によるメタモルフォーゼ』。最後にチェロが「ミャ~~オ」と鳴くところがミソです。

 

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前半のトリは坂田先生。ベートーヴェンのソナタ『悲愴』の第二楽章をしっとりと、そしてラヴェルの『水の戯れ』を透明感いっぱいに演奏されました。坂田先生は『水の戯れ』のためにメインの赤いドレスとは別に青いドレスを用意される力の入れようでした。

 

DSCF3458そして、休憩をはさんで第二部は豪華なトリオによるブラームス『ピアノ三重奏第1番 ロ長調』。三人の先生方ともにとても楽しそうに演奏されていました。「プロも、やっぱり合奏は楽しいんだな~」とふと思ってしまうほどノリノリの演奏でした。赤と黒のコントラストが際立って、絵的にも素敵な舞台でしたよ。

アンコールタイムになって、いよいよ裏方も表舞台に登場。でも、今日は楽器は弾きません。会場のみなさんと一緒になって先生方の伴奏で『ふるさと』を歌いました。

DSCF3478裏方5人組にとっては、目を白黒させてしまうような出来事も、ままありましたが、石オケとクニトオケの演奏会のチラシも無事に配れたし、「入場無料」で贅沢な演奏会を聴くこともできたし、ということで、参加した甲斐のある一日となりました。

西谷先生、毛利先生、坂田先生。本当にお疲れ様でした。すばらしい演奏をありがとうございました!