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5月12日の練習会~いよいよ総仕上げ~

  • 2018年5月13日
  • 練習
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5月12日。今日から本番までは、毎週末、練習が続き、いよいよラストスパートです。

 

石神井池のほとりには、おなじみのカキツバタの黄色い群落が出現し、早くも初夏の装いとなりました。来週からは、練習場所が変わるので、石神井の四季を楽しみながらの練習通いも、5thシーズンは今日が最後となります。

 

 

 

ふるさと文化館とも、しばしお別れ、ということで、練習前に集合写真を撮りました。年々、団員が増殖する石オケ、パノラマ撮影にしないと全員写りきりません。(マエストロが写っていないのは、カメラマンだったからです。悪しからず…)

 

冒頭のマエストロのお話の中で、次期第6シーズンの最初の舞台が今年の12月に決まった、との嬉しい報告がありました。しかし、来年(来シーズン)のことを言うと鬼に笑われてしまいます。まずは、今シーズンの定期演奏会です!!

あと3回、練習がある、とはいうものの、来週は、ハケン先生との共演曲のみ、再来週は本番前日の仕上げ、ということで、バッハ『ブランデンブルク』とバルトーク『ディヴェルティメント』に関しては、この日が実質的に最後の練習。何が何でもノンストップで通さなければなりません。

 

最初はバッハ。テレビ撮影のために熱心に練習を重ねた成果もあり、まずまずの仕上がり。この日の演奏は、ちょっと安全運転気味でしたが、マエストロも団員も手応えを感じた様子でした。課題は、第二楽章と第三楽章をつなぐ「フリギア終止」がピタッと決まるかどうかです。崇高なる毛利先生の独奏をぶち壊しにしないように、心を合わせて決めましょう。

 

続いてバルトーク、第一楽章。前回の杉浦先生のマスタークラスで教えていただいたことを踏まえて、各自、よく練習してきたようで、マエストロも満足の笑顔です。さすがは最後の追い込みに強い石オケ!

…とここまでは快調でしたが、第二楽章、第三楽章と進むにつれ、ちょっと危なっかしい箇所がチラホラ。筆者も、マエストロのテンポの揺らしについていけずアワワワとなったり、掛け合いの小節を数え間違えて入りそこなったり、と冷や汗をかくシーンが何ヵ所かありましたが、他の団員からも同様の声がありました。しかし、マエストロの感想は

「いえいえ、なかなかいいです!みなさん楽しそうに弾いてました」

楽しそうだから、ちゃんと弾けてるって訳じゃないんだけど…  と思いつつ

演奏者が演奏を楽しむことは、よい演奏の大前提でしょ! と思い直して、褒め言葉と思うことにしました。

バルトークを合わせる機会は、あと1回か2回。最後の最後まであがきましょう。

 

最後は、アンコール曲の『過ぎにし春』。ストイックなピアニッシモと繊細な音質が要求される曲で、アンコール曲としては、かなりハードルの高い曲です。この日は、かなり突っ込んだ練習を積み、この曲の世界観を、だいぶ共有できたように思います。今日の感覚を忘れずに、第一音から、この曲の世界に入っていけるかどうか、が課題です。

 

ということで、ふるさと文化館での最後の練習が終了しました。ふるさと文化館のスタッフの皆様、9か月間、たいへんお世話になりました。また、来シーズンもよろしくお願いいたします。


 

 

 

 

 

 

左は、この日初めて全員集合したヴァイオリンチーム、右は中低弦チーム。今日はヴィオラチームがちょっと少なめでしたが、今シーズン、グッと充実した中低弦です。

写真のような笑顔が、演奏会の後にも弾けるように、あと2週間、全力投球しましょう。

 

最後にお知らせです。

ルドルフ・ハケン先生のリサイタルが、石オケの定期演奏会に先立つ5月22日(火)に大泉学園のゆめりあホールで開催されます。(開演は19時)

西谷先生との共演も予定されています。5弦ヴィオラの魅力に触れるよい機会ですので、ぜひご来場ください。

詳細は西谷先生のHPでご確認ください。

 

 

 

by  A.E.<Vn>