ルドルフハケン教授、来日マスタークラス 石オケ編

  • 2015年6月2日
  • 2015年6月15日
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5月30日に、イリノイ州大学教授のR.ハケン教授をお招きして、石オケにてマスタークラス(公開レッスン)を行いました。

まず、ユース・オーケストラでは、しっかり日本式に「よろしくお願いします!」と礼をした後、マスタークラスを開始しました。

 

 


最初は、モーツァルト。
フレーズの取り方や演奏の仕方、フレーズ感の対比を重点的に指導して頂きました。音が輝き、とてもおもしろい音楽になったと思います。
私事ですが、直前の個人レッスンのマスタークラスで、少々エネルギーを使いきってしまったらしく、20分位でガス欠状態になってしまい、私の通訳は、ヘロヘロになってしまいました(恥・笑)

 

 

それから、指揮と通訳を同時にやるのはかなりエネルギーを使うという事を知りました。私も良い経験でした。

ハイドン「ひばり」も、細かく指導して頂きました。

ひばりは、ハイドンがどういう想い作曲したのかという事を強く伝えられようとしていました。

どのくらい生徒達に響いたかな〜と思います。

総合オケ

私がユースオケを終えて、ヘロヘロになっているところ、
ハケン先生の日本人の奥様でピアニストのジャスミンさんがいらしたので、通訳を全部任せて、私はヴァイオリンを演奏する側にまわりました。

ドヴォルジャークの「アメリカ」
1楽章の冒頭部分から、色々と味付けをして頂きました。
やはりヴィオラの先生、ヴィオラが輝き、とてつもない音を出せるようになりました。そして、他のパートも一つ一つ面白い音楽が出来上がり、チェロの毛利先生も「うんうん、なるほど」と頷かれていました。

是非 演奏会まであの音を保持せて欲しいです!

そして前半の練習の後、ハケン先生の作曲された短いコンチェルトを一緒に演奏しました。
とてもアメリカ的で技巧的で盛り上がりました。完全にアメリカンムードになりました。

その後、ハケン先生が特別に、バッハの無伴奏組曲を編曲したモノを15分程演奏されました。

驚くべき素晴らしい演奏で、間違いなく日本ではあまり聴けない演奏だったと思います。

というか、東洋人にはああいう演奏は無理かなと思います。日本でここまで弾ける奏者は、いないと私は思います。ヴァイオリンの伊東先生も唸る演奏でした。

私意外にも団員を惹きつけ、最後はブラボーの連続嵐でした!!面白かったです。
私だけではなく、大成功なマスタークラスでした。

最後は、CDサイン会も行われまして、いつもの中華でご飯を食べて帰られました。
打ち上げの席では、ハケン先生が「来年も来たい!日にちが合えば共演も??!」なんて言ってくださいました。

因みに、来年は6月19日清瀬のけやきホールに決定致しました。
もし、 ハケン先生が出演となれば、盛り上がるのは間違いなしですね!

とてつもなく、凄いマスタークラスを一日中行ってくださったハケン先生に大感謝です。そして、通訳を含め連れてきてくださった奥様にも感謝します!また次回の、訪日楽しみにお待ちしております!

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客員(ゲスト)講師・Prof. Rudolf Haken (ルドルフ・ハケン)

世界的ヴィオリスト&作曲家。5弦ヴィオラを弾きこなし、アメリカをはじめ、ドイツ、フランス、ウィーンイギリス、カナダ、韓国、日本等、世界各地でソリストとして活躍している。

米国ウエスト・ヴァージニア大学教授等を歴任し、現在イリノイ大学音楽科教授を務める傍ら、世界各地でマスタークラス(公開レッスン)を行うなど勢力的に活動。

2015年5月に、石神井Int’lオーケストラ・ユースオーケストラにて、マスタークラスを行う。

代表作として、「5弦ヴィオラによる協奏曲」(2016年石オケ共演予定)等がある。

詳しいプロフィール(英語)は、こちら