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9月9日の練習会~踊り振りと教養講座と~

  • 2017年9月12日
  • 2017年9月12日
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9月9日。先週に引き続き、今週も石オケの練習会が行われます。この日から、練習会の場は、また、石神井公園の森に佇む「石神井公園ふるさと文化館」に戻ってきました。今日から9か月間、またお世話になります。今日は、講師の先生方も全員集合して、5thシーズンいよいよ本格始動です。

 

さて、今月のタイトな練習日程の訳はこちら!

10月14日(土)に、昨年好評だった「練馬薪能」が、今年も石神井松の風文化公園で開催されるのですが、これに先んじて同じ公園内で行われる「みどりの風 区民コンサート」のプロデューサーを昨年に引き続いてわれらのマエストロが務めることになったのに伴い、石オケもまた、昨年に引き続いて演奏の機会をいただけることになりました。その練習のため、本番まで臨時の練習会が続きます。

 

 

 


今日の一曲目は『練馬区の歌』。覚えていますか?昨年も演奏した練馬区の公式ソングです。マエストロにとって、少年時代からなじんでいるこの歌は、どうやら強烈なドーピング効果があるようで、今日は最初からテンションマックスです。今年もご機嫌で『弾き歌い振り』しています。

 

…と思っていたら、急にヴァイオリンを外して

 


 

 

 

 

 

 

 

とうとう『踊り振り』に転じました!!

楽しそうですねぇ

思わず練習そっちのけで、動画撮影してしまった筆者でありました。

 

 

 

続く『ラデツキーマーチ』でも、面白いこと大好きなマエストロは、何やら楽しい企画を思いついてしまったようですが、これは、当日のお楽しみです。

そして、区民コンサートのメイン楽曲、メンデルスゾーン『オクテット』の第一楽章です。3か月前の定期演奏会で、全員で燃え尽きたあの曲を再演します。久しぶりの演奏で、冒頭の部分こそ、ちょっぴりギクシャクしましたが、前半の繰り返しあたりからは、団員一同、すっかりペースを取り戻し、息もぴったり合ってきました。そして、何より、メンオクに入った途端、団員一同、真剣な表情に一変。目が輝いてきました。アマチュア集団の石オケに、ほんの少しだけ「プロ根性」の芽生えを感じました。

マエストロも、今日の出来ばえに十分満足の様子。

「みなさん、すばらしい!この曲がすっかり身体にしみついている感じですね。」

と一発合格をいただきました!

 

後半は、先週に引き続きバッハの『ブランデンブルク』。技術的には、それほど難易度の高くない曲で、みんな楽しそうに演奏していますが、難易度が高くないゆえに、求められる音楽性は高くなっていきます。ただ、ダラダラ~っと弾くのではなく

「一拍ごとに、少し違う色合いがほしい…」

と、マエストロが言いかけたところで

「そう、そもそも、バロックというのは……」

おっと、突然始まったのは、毛利先生の教養講座です!!

バロックとは「歪んだ真珠」。「歪んだ真珠」とは、価値がないものとして打ち捨てられていたもののことで、バロック芸術とは、価値がないとされていたものの中に新たな価値を見出そうとするもので………

講義は長々と?続き、難解すぎて、筆者には正しく理解できたとは言い難いのですが、つまり、「不平等」なものを不平等のままに受け入れて、その全体を一つの芸術として見るというのがバロック芸術だということのようで(なんと雑駁な理解)、これをバロック音楽にあてはめるてみると、

一拍目は 「もっとも尊い音」

二拍目は 「やや卑しい(いやしい)音」

三拍目は 「やや尊い音」

四拍目は 「もっとも卑しい音」

ということになるのだそうです。

ふ~む… 「卑しい」なんで現代の日本語ではあまり使わなくなった言葉で、どのように解釈すればよいのか悩んでしまいますが、とにかく、以上のことを念頭に置いて、もう一度弾いてみましょう。団員一同、頭をひねりながらの疑心暗鬼な演奏でしたが、

「ああ、よくなったよ、ねえ」

厳しい毛利先生としては最大限のお褒めの言葉をいただき、今日の教養講座はお開きとなりました。

 


今日は、盛りだくさんの充実した練習ができました。練習後は、今日もいつもの中華で交流を深めあいます。この頃、飲み会の写真ばかり掲載しているような気もしますが、団員たちのいい表情をご覧ください。

 

by  A.E.<Vn>