10月8日。『みどりの風 区民コンサート』を2日後に控え、今日も練習会です。今日の練習は、コンサートのフィナーレを飾る、クニトオケ、石神井中学校吹奏楽部との合同練習として、石神井中学校の武道場で行われました。
中学校の正門前には、案内役の吹奏楽部員がスタンバイ。次々やってくる石オケやクニトオケの団員に元気な声で
「こんにちは!会場はこちらです!」
と声をかけてくれます。近頃の中学生は、とても礼儀正しく素直な子が多いですね。
今日の配置は、前列にクニトオケの子どもたち、中段が石オケ。後方が管楽器と打楽器の吹奏楽部員。加えてマエストロの後ろ側には『練馬区の歌』を歌う、吹奏楽部の1年生部員たち、という大所帯でフレッシュな顔ぶれです。
そういえば、石オケにとっては、石神井中学校だけでなく、クニトオケとのコラボレーションも今回が初めてなのでした。はからずも、≪おじいちゃんと孫≫のようなショットが実現しました!
石神井中学校は、実はマエストロの出身校。マエストロは、石神井中吹奏楽部の大先輩だそうです。何だか今日のマエストロ、とっても誇らしそうな顔をしています。
『練馬区の歌』。管楽器の奏でるメロディーに乗って気分よく弾いてしまいましたが、マエストロから「もっと音を抑えて、歌の声が聞こえるくらいの音量で」との指示。弾いている方はわかりませんが、これだけの人数で演奏するとかなりの音量になるようです。二度目はしっかりと、1年生たちの歌声を聴きながら演奏することができました。
『ラデッキーマーチ』。こちらは一転。「できるだけ大きな音で!」の指示。小中学生が演奏の主体ですから「若々しく、元気よく」がコンセプトです。おじさん、おばさんも負けてはいられません。吹奏楽部のトランぺッターにTrioの冒頭部分の吹き方を指導するマエストロは、やっぱりいつものボディランゲージで、トランぺッター君は、ちょっぴり首を傾げながら何度も吹き直ししていました。マエストロの指示に毎回「はいっ!」と元気よく返事をする吹奏楽部員たちに清々しさを感じました。
練習終了後のご挨拶で、中学校の音楽の先生が「オーケストラと一緒に演奏できる機会をいただけたのは、石神井中学校の生徒だけです。貴重な体験をありがとうございました。」と言われたのを聞いて、少しだけ胸を張った団員一同でした。
このところ、不順なお天気が続いていて、明後日もお天気が心配です。雨で中止になると、石神井中学校とのコラボ演奏を発表する機会もなくなってしまいます。せっかく一緒に練習したのですから、何としても本番の舞台で演奏したいですね。てるてる坊主に願かけして、青空の下で明後日の朝を迎えましょう!!
by A.E.<Vn>