11月12日。今日の練習会場は、いつものあの場所ではありません。今日の練習は、石神井公園から光が丘公園の近くに場所をかえて、練馬区の複合施設内にある『文化交流ひろば』の音楽練習室で行われました。
ここは学校統合で廃校となった小学校の施設をそのまま利用して、音楽や演劇などの練習会場として整備された施設です。音楽練習室は、元から音楽室だった部屋のようで、おなじみの作曲家の肖像画こそないものの、何となく懐かしい感じのする空間です。
練習の最初は、いつものとおりディヴェルティメントから。マエストロの指導は、音の切り方、ビブラートのかけ方など、音程だけでなく音質についても細かくなり、早くも完成形を目指している様子。と思ったら、年末に行われる予定の「クニトグループ」の内輪の忘年パーティーで、一回目の披露を予定しているようです。年内にさっそく本番です。がんばりましょう!
10分休憩…のはずが、各パートの1プルの席に、数人の団員が着席して室内楽団が出現。アイネクライネの合奏が始まりました。実は、今月末に練馬区内のとある場所で行われるパーティーで、石オケ有志による出前演奏が予定されているということで、休憩時間まで寸暇を惜しんで練習しています。出演者以外の団員も後方から応援に加わって、最後は大合奏となりました。
室内の空気がだいぶヒートアップしてきたところで、後半は、難物のオクテットです。
「今日は第3楽章をやります、とメールに書いたら、欠席者が増えました。」
おやおや。まあ、確かに気持ちはわかります。弾き方もよくわからないし、練習しようにもどこから手をつけていいかわからないし…しかし、弾いてみないことにはけっして弾けるようにはならない訳で、とにかくやってみましょう。演奏開始の前に、マエストロの指導で、リコッシェ・サルタートの練習。多くの団員が苦戦しています。初めだけゆっくりでしたが、はい、もっと早く、もっと早く…
「そんなにすぐできないよ~」
心優しい毛利先生が、私たちの気持ちを代弁してくださいました。はい、そのとおり。そんなにすぐできません。でも今日は上手くいかなくても、繰り返しているうちにきっとできるようになります。練習あるのみ!
技術も譜読みもおぼつかない状況ながら、第三楽章、何とか途中で止まることなく、最後まで弾き切ることができました。第三楽章に続いて、ほんの少し慣れてきた第一楽章を弾き終える頃には、室内の熱気は最高潮に。窓ガラスを見やったところ、外気との温度差ですっかり曇ってしまっています。
と思ったら…
石オケの最年少コンビが、さっそく窓に落書きしています。スヌーピーがとっても上手に描けています。
上の方の落書きをよく見てみたら…
おっとこれは、先生たちの似顔絵ですね。
左から順に
西谷先生 伊東先生 毛利先生
のようです。それぞれの特徴がよくとらえられています。伊東先生は、ナス坊やみたいですね。西谷先生と毛利先生は髪の毛の感じがよく出ています。
次回は、オクテット第四楽章の譜読みの予定。ドヴォルザークはまだ手つかずのままだし、まだまだ道のりは遥かですが、あせらずに一歩ずつ進んでいきましょう。
by A.E.<Vn>