12月10日。石神井公園も、たった二週間で、秋から冬の光景に変わりました。
9月から始まった石オケ4thシーズンも、早くも3か月が経過し、あっという間に、クリスマスの季節になりました。新入団の皆さんもすっかり雰囲気に溶け込んできたようで、熱心に練習に取り組んでいます。中でもチェロの皆さんは特に熱心。低音部の響きが昨シーズンとはひと味違っている、今シーズンの石オケです。
さて、この日のメニューも、前回に引き続き、オクテットの集中練習です。
「今日は、講師の先生も全員集合です!それぞれのパートに入っていただきましたので、全力でやります!!」
講師の先生がお休みだろうが、全員集合だろうが、結局、いつでも全力投球のマエストロです。
第一楽章。落ちこぼれ団員の筆者も、毎回毎回、続けてきたおかげで、ようやく迷子にならずについていけるようになりました。他のパートの音も耳に入ってくるようになってきました。「継続は力なり」です。
第四楽章。今日が二回目ですが、講師の先生方のリードもあり、なかなかサマになっています。振りながら音楽的な構成も考え始めたマエストロから提案がありました。低音部から高音部へ音が受け継がれていく冒頭の24小節と中間あたりの第1Vnのソロ部分の2箇所について、各パートトップのソロ演奏にしよう、というものです。一瞬戸惑うトップ奏者を後目に、トップ以外の第1Vn団員からは「やった~」と歓喜の声、そして、チェロ団員はにんまり。というのも、この2箇所は、それぞれのパートにとっての最難関箇所。最難関箇所マスター「免除」に喜んだのでした。
「これは、あくまで音楽的な演出のためで、みんなが弾けないからではありませんよ!」
マエストロは、強調しています。そうです。「弾かなくてもいいから、弾けなくていいや」の精神はいけません。気持ちはトップと一緒に演奏するつもりで楽譜と向き合いましょう。
第二楽章。事前案内のメールで「譜読み」とあったにも関わらず、書いたマエストロ本人がやることをすっかり忘れていたようでしたが「せっかく予習してきたのに…」という団員の声を受け、譜読みを行いました。
この後、勢いで第三楽章も通して、終わってみたら、今日は全楽章を演奏したオクテットフルコースの一日でした。何だか今日の練習会は疲れたなあ~と思って、よく考えてみたら、なんと、休憩時間がなかったことに今さらながら気付きました。休憩なしですっ飛ばすマエストロもすごいけど、そのことに誰も気付かず全楽章を通してしまう石オケ団員もすごいです。
がんばったご褒美に、団員の沖縄みやげをひとつずついただいて、今日も笑顔で帰途につく団員一同でした。
最後になりましたが、マエストロからのお知らせです!!
11/28~12/4に放映されたケーブルTV・J:COMの『練馬人図鑑』という対談番組に、我らがマエストロ・西谷国登先生がゲストとして出演されました。その様子がこのたびYouTubeにアップされ、練馬エリア以外の方にも見られるようになりました。インタビュアーの小林綾子さん(あの『おしん』ちゃんです)の巧みなリードに乗って、マエストロがエンジン全開で音楽への思いを語っています。石オケに対する思い入れも熱く語られていますので、ぜひご覧ください。
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by A.E.<Vn>