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9月1日の練習会~初日から「ま」の嵐~

9月1日。いよいよ石オケ第6シーズンの練習が始まりました。 新シーズンの楽譜もバッチリ整えたところで、いざ出陣です。

 

冒頭、まず、今シーズンの新入団員の紹介がありました。今シーズンは、ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ・コントラバスとすべてのパートにわたって、カムバック団員を含めて6名が入団。昨シーズン途中に入団した複数のメンバーも加えて、フレッシュな雰囲気の中で新シーズンはスタートしました。

 

それでは、さっそく練習を始めましょう。今日の練習曲は、グリーグの『ホルベルク組曲』です。のっけから、マエストロの爆弾発言。

「この先のスケジュールを考えると、この曲を1日かけて集中して練習できるのは今日しかありません。今日が最後の練習です!」

 

はぁ~~??今日は練習初日ですよぉ~

 

新入団員は、目を白黒させています。

いえいえ、大丈夫。これは、説明の過程を全部すっ飛ばして結論だけ先に言うマエストロ流の表現です。

『ホルベルク組曲』は、12月に行われる練馬区のイベントで演奏を予定しているため完成を急がねばならず、しかし、定演のメイン曲である弦セレの練習も開始したいし…

という、マエストロの心の声が「最後の練習」と言わしめているのです。もちろん「最後の練習」は言葉のあやであって、練習はこの後も続きますので、みなさま、ご安心を。

 

「最後の練習」は冗談として、ともかく今日は『ホルベルク組曲』を第1楽章から第5楽章まで高速で吹っ飛ばします。初日から、団員はよく練習してきているようです。特にチェロ。今日は講師の毛利先生が不在にもかかわらず、音がよく響いています。もちろん、マエストロもパワー全開。指揮棒とヴァイオリンをとっかえひっかえして模範演奏したり、得意の顔芸で欲しい音を表現してみせたりと大忙しです。(顔芸の写真が撮れなくて残念!)

そして、さっそく登場しました「石オケの『ま』」。要所要所で演奏をストップしては、

「楽譜のここに ま と書いてください。」とコメントが入ります。

気付いてみたら、どの楽章も楽譜は「ま」の字だらけになっていました。

第5楽章は、リピートとダ・カーポで前半を3回演奏することになるのですが、マエストロのこだわりは、3回とも異なる「間」の取り方を要求します。1回目から3回目までの間の取り方を何度も繰り返し練習します。マエストロにとっては「魔術」の発揮のしどころですが、団員にとってはこの「間」は「魔物」であります。

「石オケの『ま』」の「ま」の字は、やっぱり「間」ではなく「魔」だったのか…

練習初日で、楽譜を追うので精一杯の団員も少なくない中で、マエストロの息遣いをキャッチしたり、他のパートとの呼吸を測ったりというレベルまでは、なかなか至りませんでしたが、目指す音楽が少しだけ見えたところで初日の練習はお開きとなりました。

この先も、あちこちでマエストロの「間」の魔術にやられそうですが、団員のみなさま、どんな「間」がきても受けて立つために、楽譜だけは追えるように、しっかり練習しておきましょう。

 

練習の終わりに、初日の記念撮影をしました。大増殖を遂げた団員数のおかげで、全員が写真に納まりきれなくなった今シーズンの石オケです。

 

最後にお知らせです。石オケのツイッターがあるのをご存知でしょうか?今シーズンから「SNS大好き」な団員が、積極的にツイートを始めました。石オケの息遣いや演奏にまつわる情報をリアルタイムでつぶやいていきますので、ぜひこちらも覗いてみてください。

石神井Int’lオーケストラ Twitter

by A.E.<Vn>