1月28日、今年に入って2回目の練習会です。
今日はドヴォルザーク弦セレの2回目の練習です。前回、さらっていない第4楽章の譜読みから始めます。この楽章は、あまりメロディアスでない平板な音が続いているかと思うと、突然、主旋律が出てきたりと、パート譜だけからでは、なかなか全体像がつかめず解釈が難しそうです。まずイメージづくりのために、とにかく合わせてみましょう。
楽譜にしがみついて拍子を数えつつ、ボウイングもおぼつかないままにお隣を盗み見しつつ……と、忙しいにもかかわらず、マエストロの注文は、最初からハイレヴェル。
「ここは急にppに落として!」
「16小節から18小節の間にクレッシェンドと書いてください。マークじゃなくて横文字の方で書いてください。」
松葉マークのクレッシェンドと”cresc.”と書かれたクレッシェンドとは、マエストロの頭の中では、どうも別物のようです。う~ん、深いですね。
そんな矢継早な注文のおかげで、楽譜はあっという間にこんな状態になってしまいました。
何が正しいのか訳がわからなくなりそうですね。横文字クレッシェンドが「C☆※%▼」になってます!!
しかし、このように、マエストロの指示を即座に楽譜に書きこめる技術はオーケストラ団員の必修科目なのです。もちろん、後でちゃんと読み返せるように書き込めなくてはなりません。オケ団員の道は険し。
今日の第4楽章で、定期演奏会の曲目の譜読みは、とりあえず完了しました。しかし、いずれの曲目も課題満載。10分間の休憩時間も、いつもより自席に残って練習を続けている団員や、ボウイングやポジショニングを真剣に打ち合わせる団員が多いような気がします。
後半は同じくドヴォルザークの第2楽章を、今日は細かくさらっていきます。哀愁を帯びた美しいワルツですが、ところどころに演奏者泣かせの部分が隠れています。第二主題の後半の附点音符が連続するフレーズが「重い!!」と叫んだマエストロが、弓先を躍らせながら、すばらしい模範演奏を披露してくださいましたが、さて、この域に達するのは、いつのことでしょうか?
さらに「美しい音楽」に厳しい毛利先生からもきつ~い指摘がありました。第一主題の伴奏の二拍目を担当する2ndVnとVaの音が乱暴で音楽的でない、というもの。一拍目のチェロの音を受けて、弓先を使ってもっと軽い音で返さなければいけないのですが、みんなの苦手な?後打ちに重音まで重なっていることもあって、なかなか合格点がもらえません。結局、すべての音をアップボウ(上げ弓)で演奏する、という結論になりました。
今日も、たくさんの課題をいただきました。
マエストロから、今後の練習予定曲目を一覧表にして送ります、とのことです。予定表を見て、自分なりの練習計画をしっかり立てて、本番を目指しましょう。
練習後は、いつもの場所で新年会Part2!
あれっ、先々週も新年会やってましたよね?
はい、石オケは、毎回、新年会やってま~す!!!
by A.E<Vn>