3月30日の練習会~最後の分奏練習~

  • 2019年3月31日
  • 2019年4月2日
  • 練習
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今日は分奏練習です。団員のリクエストに応えて第6シーズンは4回にわたって行われてきた分奏も、今日が最終回です。今回も、各パートからのレポートをリレー方式でお送りします。趣向を変えて、今回は低弦パートからです。

≪コントラバス編≫

コントラバスのNです。初めて行われたコントラバス単独での分奏レポートです。

バスの分奏練習の会場はKISS教室。つまりマエストロの自宅レッスン室です。今日はいつもの練習会場・ふる文に顔を出さずに、男3人、じっくりバスと向き合いました。

6時10分〜8時

O首席によるレッスン。弦セレ 全楽章。

あらかじめOさんに決めていただいたボウイングの確認を合奏しながら丁寧に行いました。Oさんに模範演奏もしていただき、いろいろ納得。

café break

サンドイッチとコーヒー☕️で一休み。

8時30分〜9時30分

西谷音楽監督によるレッスン。

相変わらずの速いテンポで国登先生にハケンのコンチェルト全楽章、おさらいしていただきました。

ピアノを使用しながらのレッスンで、リズムや音程が明確になり、読みにくい?譜面がとても理解しやすくなりました。われら3人にとって大きな収穫でした。

コントラバスのみの分奏は、初めての試みでしたが、密度の濃い、あっという間の3時間半でした。

by M.N.<Cb>

えっっ、café break?なんでしょう、この優雅な雰囲気。しかもピアノによる指導付きですか。マエストロ、次のシーズンは、各パート順番にKISS教室に呼んでください。

続いて、チェロのお部屋をのぞいてみましょう。

≪チェロ編≫

チェロのMです。毛利先生によるチェロパートの分奏練習をレポートします。

今日のチェロパートの練習は、バーバーから。「これはシームレスの曲です。」と美しいメロディを奏でながら毛利先生の解説が始まります。「シームレスってストッキング?」などと渋い大人にしか伝わらない連想ゲームが脳内を駆け巡った後で、やっと「ああ、切れ目がないということね。」と納得していると、突然部屋にマエストロが乱入。

「ヴィブラート!ヴィブラートの指導をお願いします。」

とリクエスト。そこで早速、ヴィブラートの丁寧なご指導が始まりました。

「ヴィブラートは前腕の上下運動から始まり、○☆*# ………」

毎日の練習に取り入れたい訓練法まで教わり、これで定演までには何とかなるかもと勝手に妄想する私です。

弦セレのご指導では、速いところを弾くテクニックを教えていただきました。う~ん、こちらは定演には絶対に間に合わないな、と冷静に分析する私。そのほかにも、強く弓を弦に落とした後、弓を持つ指の形を変えるだけでfからデミィニエンドする方法、初速に耐えること、弓の使う量を考えること、などなど教えていただき、毛利教室は盛りだくさんの内容にあふれていました。

それから、樂譜をきちんと読みこみ、必ず譜面のとおりに弾くことも、毛利先生は強調されました。

「チャイコフスキーはここ、書くのを忘れたんだろう、などと勝手な解釈は決してしないように」

という言葉が印象的でした。

by Y.M.<Vc>

「楽譜をきちんと読みこんで。」全体練習でも毛利先生がいつもおっしゃることですね。毛利先生の「シームレスバーバー」聴いてみたかったです。

それでは続いて1stヴァイオリンのレポートです。

≪1stヴァイオリン編≫

1stヴァイオリンのレポーターはブログ編集人Eです。

今回は2ndヴァイオリンと切り離されて、1stのみの分奏です。今日は欠席者も数人いたので、団員6人に伊東先生と安藤先生のダブルスタッフという贅沢な1st組です。

前半は伊東先生のご指導で弦セレの第四楽章。技術的に難しい個所を中心に、フィンガリングを確認しながら、攻略のポイントや練習の仕方を丁寧に教えていただきました。難しいパッセージには必ずキーになる音があって、その音さえ意識して練習すれば複雑なポジション移動や移弦も自然にできるようになる、と言われました。そして実践編として困難箇所数小節を休みなく繰り返す、というこれまでにやったことがない練習をしているうちに、先生の言われる「キーノート」がつかめてきて、音程も揃ってきました。「ここはテキトーに流そう」と最初からあきらめていた困難個所に光明が射しました。

音程確認のために「2人ずつ」弾かされたりして緊張感のあった前半練習が終わると

「はい、それでは僕の時間はここまで。10分休憩しよう!」と伊東先生からお菓子のプレゼントが。みんなで、チーズおかきをいただきました。

後半の講師は安藤先生。団員のリクエストをとったうえで弦セレ第二楽章と決まりました。

弾き始めてしばらくすると、後ろの方で何やら「ポリポリ、パリパリ」とへんな音が…と思ったら、早々にヴァイオリンをしまってしまった伊東先生がリラックスしてお菓子を食べていました。やっぱり伊東先生は伊東先生でした。

さて、安藤先生は、私たちの「いかにも日本人的3拍子」が気になる様子。日本人を脱却する技法のひとつとして、弓の使い方のヒントをくださいました。私たちは、どうしても弓を三等分して、どの拍も同じ幅で使ってしまいがちですが、弓幅に変化を持たせるだけでずいぶんと違ってくることがわかりました。それでも真に3拍子をマスターするには、感覚を身体で体得することが何より大切です。と、そこで再び、伊東先生が登場。

「舞曲を理解するには、YouTubeとかで、実際にその踊りを見てみるといいよ。僕は以前に、ガヴォットをやったときに、実際にやらされて…」

なるほど、百聞は一見にしかず、ですね。弦セレ(ワルツ)の参考にはならないかもしれませんが、いつか、伊東先生にガヴォットを踊っていただきましょう!

by A.E.<Vn>

そして、最後は2ndヴァイオリン&ヴィオラの合同練習のレポートです。

≪2ndヴァイオリン&ヴィオラ編≫

ヴィオラのTです。2ndヴァイオリン&ヴィオラの合同練習室の様子を、私の主観でお伝えします。文章が稚拙なのはご容赦くださいませ。

指導してくださるのはヴィオラの手塚先生です。同じ個所を繰り返し繰り返し繰り返し、練習しました。音をみんなできちんと合わせる、特にこの音はしっかり出すなど勉強になりました。難しいところになると、どうしても緊張感やら気合いやらと、よけいなものが入ってしまうのですが、そこで何度も先生に言われたのは「平常心ー!」。合言葉になりそうです。

私が感動したのは、2ndヴァイオリンの皆さんのピチカートがピタッと揃っていたこと。すっごいなぁと思いました。うっとり聴きほれてしまいました。

途中から伊東先生が来られました。チャイコフスキーの弦セレ第二楽章の「ウンチャッチャ」は

「指板寄りを弓を浮かせ気味に弾くといいです。そう、タンポポの綿毛が飛ぶように」

と指示が。さっそく「タンポポの綿毛」を想像しながら弾いてみたら、手塚先生から

「テンポはそのままよ〜。テンポは綿毛のようにふわふわしちゃわないで〜。」

うーん、ひとつ新しいことをするとひとつ忘れてしまう…

パート練習はいつも楽しくて、大変勉強になり、練習せねばとモチベーションが上がります。手塚先生、伊東先生ありがとうございました。わたくし正直練習不足すぎて、今日はどうやって隠れていようかと思っていましたが、やはり出席すると楽しくて元気が出ます。石オケのすごいところだと思います。

最後にひとつ質問。伊東先生、どうして私たち2ndヴァイオリン&ヴィオラ組には、チーズおかきをくれなかったのでしょうか!? 笑

by C.T.<Va>

人気者の伊東先生は、今日も大活躍だったようですね。チーズおかきは数が足りなかったのかもしれません。伊東先生、次回はお徳用大袋持参でお願いします。

さて、本番まであと2か月。次回からは、より高い完成形を目指して総合練習が続きます。気持ちも新たにがんばっていきましょう。

≪番外編≫

以下はマエストロの自撮り。いつもの打ち上げで、マエストロのブログにある、自撮りが議題にあがりました。どちらがお好きですか?団員たちは笑顔の方が人気がありました。