4月2日の練習会 ~贅沢な練習会~

  • 2022年4月2日
  • 2022年6月10日
  • 練習
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季節がひと月くらい逆戻りしたような花冷えの石神井公園です。慌ただしく咲いてもう散り始めていた桜の花も寒そうにしていました。

でも、もう4月。そう、4月なんです。本番まであと1ヶ月しかありません!

前回に引き続きて、この日も通し練習が続きます。

 バッハのドッペルコンチェルトをこの前のお約束どおり少しスピードアップして指慣らしをした後、今日は『トリプティーク』全楽章からスタートです。

前回の通し練習では、時間切れで第一楽章しかできなかったので、全楽章通しは久しぶりです。独特のリズムや普段使いなれない技術満載のこの曲は、練習の間隔があくと、せっかくできていたものがすぐできなくなってしまいます。筆者本人も今回、第二楽章の「間」と第三楽章のリズムに課題を残しました。この曲は回数をこなすのみ。あと3回の練習で、とにかく身体にたたきこみましょう。

 シューベルト『死と乙女』に続いて、最大の課題のドビュッシーの時間です。伊東先生は、エネルギー切れに備えて裏で栄養補給をしています。(栄養補給の理由はこの後で明らかになります)

マエストロの冒頭の一言。

「ここまでやってみて、この曲を指揮で合わせることは不可能だとわかりました。お互いの音を聴いて合わせていくしかありません。」

これはたいへん!またハードルが上がりました。それでも前回の練習で掴みかけた手応えを思い出して、まずは弾いてみましょう。ところがどうもしっくりきません。掴めたと思っていたのは気のせいだったかも…と自信を失いかけた筆者でした。

と、ここでマエストロ、最後の秘策に出ました!

「今日は4人の先生方が全員集合していますので、この後、先生たちによるカルテットで演奏してもらいます。皆さん、楽譜を見ながらよく聴いてみてください。」

かくして、練習室は豪華なコンサート会場へと衣替えしたのでした。

おお、これは贅沢な時間!今日はこれだけでも出席した甲斐がありました。

先生方の演奏は、当たり前と言えば当たり前ですが

すばらしかったです!!!

各パートにキラキラした美しいメロディーが散りばめられていて呼応し合っていること、1パート単体で弾くと不可思議な感じの旋律が、4パート合わさるととても魅力的なハーモニーに変身すること。演奏に必死になっていると見えなかった多くのことに気付くことができました。もちろん、YouTubeなどで演奏を聴いたことはありましたが、やはりライブに勝るものはありませんね。楽譜を見るのをすっかり忘れて聴き入ってしまいました。

さて、素敵なライブコンサートを鑑賞したところで今日の練習会はお開きに…

となるはずもなく、もちろん続いてドビュッシーTAKE2の時間となりました。先生方の演奏の残響が耳に残っていたからでしょうか?先ほどとは見違えるような演奏になりました。石オケは、お手本があると上手にできるみたいです。本番も先生方のお手本を楽屋で聴いてから舞台に上がれるといいのですけどね。

 まあ、とにかく、ドビュッシー成功のカギは、メロディーパートは自信をもって堂々と聴かせること、伴奏パートはメロディーをよく聴いて自分勝手に突っ走らないこと、そして、全員が「音楽の流れについていく」のではなく「音楽の流れを自分でつくる」という気持ちをもつことだと筆者は感じました。

 本番まで練習会はあと3回。ドビュッシーのみならず、まだまだ課題は満載ですが、少しずつでも前に進めるように気を引き締めてやっていきましょう。

 by A.E.<Vn>

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