10月7日。1週間後にせまった区民コンサートに向けて、今日も練習が行われます。今日の練習会場はこちら。
マエストロの母校でもある石神井中学校にて、同校吹奏楽部の生徒たちおよびクニトオケのキッズたちとともに、区民コンサートで共演する曲を練習しました。昨年に引き続き、地元・石神井での音楽コラボレーションが実現しました。
石神井中学校の吹奏楽部は、東京都中学校吹奏楽コンクールで5年連続金賞受賞と、かなりのハイレベルのようで、この日も、朝10時から夜のこの練習まで何と10時間ぶっ通しの練習スケジュールとのこと。吹奏楽部とはいえ、体育会系級ですね。この日も、お揃いの黒のTシャツを着て、みんな元気にあいさつしてくれました。
弦楽チームも、石オケとクニトオケの合同で、第1・第2ヴァイオリンが合わせて20プルト、ヴィオラが3プルト、チェロが6プルトの大編成。並べてみると、写真のような、堂々たるフルオーケストラが完成しました。
なかなか迫力があります。
さらに、指揮者の後ろ側に『練馬区の歌』の歌唱を担当する、吹奏楽部の下級生部員が並び、フルメンバーが揃いました。
それでは、さっそく練習を始めましょう。
今日の練習曲は『練馬区の歌』と『ラデッキー行進曲』の2曲です。
『練馬区の歌』は、この曲にあまりなじみのない弦楽チームにメロディーと曲の雰囲気をわからせようと、マエストロは、まず、吹奏楽チームと合唱チーム+弦楽器の最前列のみ で演奏するとことから練習を始めます。歌の伴奏部分と器楽演奏のみの部分で、音の強弱をつけるように、とマエストロからさっそく注文が入ります。
続いて『ラデッキー行進曲』。
元吹奏楽部の血が騒ぎだしたのか、大太鼓の打ち方にも、あれこれと注文を出すマエストロです。
吹奏楽が本領を発揮する行進曲となると、どうしても弦楽器は管楽器や打楽器の音に負けてしまいがちです。マエストロは第1ヴァイオリンのメロディーが埋没してしまっているのが気がかりな様子。当日は屋外の演奏でもあります。音質とか曲の解釈とか、そういうことは二の次にして、リズム感よく、元気に演奏しましょう。
それにしても日々ハードな練習に明け暮れている吹奏楽部はパワーが溢れているようで、弦楽チームの大人たちは、どんどん先へいく彼らの演奏にあおられ通しでした。
観客を驚かせようとマエストロが練っている秘策の成功のためにも、本音を言うと、もう少し落ち着いて演奏したいところなのですが…さて、本番はどうなりますでしょうか?
『練馬区の歌』の合唱チームは、手拍子で『ラデッキー行進曲』を盛り上げてくれています。
何だか、楽しいフィナーレになりそうな予感です。若い力とのコラボレーション、うんと楽しみましょう。
学校での合同練習会も無事に終了し、さあ、夜も遅いし、気をつけてお家に帰りましょう…と思いつつ、結局、道草を食うことになるのが大人というものの常であります。練習後の飲み会、やっぱりやってます。いつもの中華とは、ひと味違ったおしゃれなお店で、後ろの壁ではビートルズが横断歩道を渡っています。
さて、いよいよ来週14日は、区民コンサートです。天気予報の降水確率がちょっと気になるところです。また、集合時間等について、当日まで細かい事務連絡が届くことがありますので、メールのチェックもこまめにお願いします。
それからもうひとつ。当日は屋外コンサートですので、楽譜が飛ばないように風対策が必要です。クリップ、ピン止め、洗濯ばさみの類を忘れずにお持ちくださいね。
願わくば、晴天の下で、楽しいコンサートとなりますように…
by A.E.<Vn>