石神井図書館開館50周年記念コンサート出演!

コロナコロナで明け暮れたまま、2020年が過ぎ去ろうとしています。

わが石オケも、今年、2月8日の練習会を最後に、活動休止を余儀なくされ、6月の定期演奏会は中止、2021年の演奏会に向けて出発するはずだった第8シーズンも休止となり、長い冬眠生活に入りました。コロナウィルスをめぐる不透明な状況の中、オーケストラとしての活動再開の目途はたっていませんが、そんな中、地元の練馬区からとてもありがたい活動の場をご提供いただきました。

普段の練習で使わせていただいているふるさと文化館のすぐお隣にある練馬区立石神井図書館の開館50周年記念事業の一環として、室内楽を演奏してほしいとのオファーです。

 題して『石オケ・クインテットがやって来た!』

コロナ対策のノウハウも確立され、コンサートなどの文化活動も徐々に再開されてきている状況の中、石オケでは出演を快諾し、クインテット(五重奏団)を2組結成しました。

大河ドラマ『麒麟がくる』や大流行のアニメ『鬼滅の刃』のテーマなどパワフルな曲がメインのAチームと、『となりのトトロ』やクリスマスソングなどかわいい系の曲がメインのBチーム。

11月から短期集中で練習を重ねてきました。

そして12月20日(日)。いよいよ石神井図書館に石オケ・クインテットがやって来る日がきました。会場の会議室には、明るい陽射しがたっぷり降り注ぎ、豪華なスタンド花や50周年の記念フラッグで飾り付けされていました。会場の後ろ側には、今日の演奏曲の入ったCDとともに、トトロのぬいぐるみもちょこんと置かれ、図書館の心遣いを感じました。

筆者たちBチームは、午前中から会場入りし、音響確認を兼ねて最後の仕上げ練習をしました。「もうこれくらいにしておこう」とくつろいでいると、別の場所で最後の仕上げをしてきたAチームが到着。

「あ、麒麟が来た、来た。」

ということで、Aチームは『きりん組』と命名されました。

対するBチームは、こちらも演奏曲『眠れる森の美女』にちなんで

『美女組』!!

と名乗りたいところでしたが、ちょっとおこがましいので『トトロ組』に落ち着きました。

さて、本番は小学生以下の親子限定の第一部と一般対象の第ニ部の二部構成で行われます。主催者のご意向に沿って、私たちもマスクを着用したままで演奏することになりました。

第一部の担当はわれわれ『トトロ組』です。第一部は早々に満席となったそうで、子どもたちが興味深々のまなざしで演奏の開始を待っています。緊張感の中で最初のアイネクを弾き始めました。

うん、まずまずの滑り出し。

次は子どもたちのために選んだ『さんぽ』と『となりのトトロ』。『さんぽ』の前奏を聴けば、たいていの子どもは歌い始めるはず、とシミュレーションしていたのですが、今日の子どもたちは、クラシックのコンサートだからお行儀よくと教えられているのか、それともコロナで今は大きな声を出せないことが徹底しているのか、黙って真剣に聴いています。

「ああ、細かいところまで、ちゃんと練習しておいてよかった。」

筆者はホッと胸をなでおろしました。

本番に付き物の予期せぬ出来事など、いろいろありましたが、とりあえず無事に第一部は終了し、たくさんの拍手をいただきました。

第二部までの休憩時間。団員をリラックスさせてくれるような笑い話が発生しました。来客用のプログラムを見ていた某団員が、たいへんな誤植を発見。

なんと『G線上のアリア』が『G線のアリア』になっていました。

「どこの中学だ〜」とみんなで大笑いし、かくして、『きりん組』は

『G線中学校きりん組』と改称されたのでした。

30分の休憩を挟んで、もう第二部開演の時間です。われわれ『トトロ組』は第二部にも出演します。すでに第一部でエネルギーの大部分を消費していたのですが「いやいや、これはリベンジのチャンス」と考え直して第二部に挑みました。第一部と打って変わって、第一列には人生の先輩方がずらりと並び、「石オケさんのお手並み拝見」といった感じの耳の肥えていそうなお客様もいらっしゃいます。最初のアイネクは、第一部以上に丁寧に、そして呼吸を合わせることを意識して演奏しました。練習から今日まで、ずっと“すべりっ放し”で一番の課題だった『そりすべり』を弾き終えたとき、「ほ〜」という声とともに大きな拍手をいただいた時は、とてもうれしく思いました。

第二部の主役は、後半を担当する『きりん組』、じゃなかった。『G線中学校きりん組』です。こちらは、一曲目からパワー炸裂。今年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』のテーマ曲で、第一列のおじ様方の心をがっちりつかんだ様子です。二曲目の『紅蓮華』も一曲目以上のパワーでカッコよく決めました。でもできれば第一部でも演奏したかったですね。子どもたちに大人気の『鬼滅の刃』のテーマですから。

パワー炸裂の後は『G線上のアリア』とレスピーギの舞曲で落ち着いた大人の雰囲気を出し、最後は、また今年ならではのNHK朝ドラのテーマ曲で締めるという粋な構成で攻めたきりん組でした。最終曲に選んだ『星影のエール』には、来年こそはコロナを乗り超えていい年にしましょう、という全世界に向けた石オケの思いが込められていて熱い気持ちになりました。お客様の心にもきっと響くものがあったと信じます。

最後になりましたが、コロナウィルス感染拡大中の難しい中、最大の注意を払いつつ記念コンサートを開催してくださいました石神井図書館の皆様に厚く御礼申し上げます。また、お忙しい合間をぬって、クインテットの編成と指導にご尽力くださいました西谷先生、伊東先生に感謝いたします。

石オケのオーケストラとしての今後の活動は、まだ未定のままです。団員が一堂に会する機会はなかなか訪れそうもありませんが、今日は、こうして一部の団員同士だけでも、久しぶりに再会できてとても嬉しく思いました。団員の絆を確認するためにも、少人数の活動の機会がまたあるといいな、と思いました。

≪本日のセットリスト≫

  第一部  

   アイネクライネナハトムジーク 第一楽章 <モーツァルト>

   映画『となりのトトロ』より

さんぽ・となりのトトロ   <久石譲>

   クリスマスメドレー (天には栄え・荒野の果てに・ジングルベル)

   そりすべり <アンダーソン>

   バレー『眠れる森の美女』より ワルツ <チャイコフスキー>

  第二部

   前半  第一部に同じ(『さんぽ』と『となりのトトロ』を除く)

   後半

     Warrior Past  <ジョン・グラム>

      NHK大河ドラマ『麒麟がくる』メインテーマ

     紅蓮華  <草野華余子>

      アニメ『鬼滅の刃』テーマソング

     歌劇『椿姫』より 乾杯の歌  <ヴェルディ>

     G線上のアリア  <J.S.バッハ>

     リュートのための古風な舞曲とアリア

      第3組曲 I.イタリアーナ  <レスピーギ>

     星影のエール   <GReeeeN>

      NHK連続テレビ小説『エール』メインテーマ

by A.E.<Vn>

練習
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