みなさま、お久しぶりです。4ヶ月ぶりの再会です。
9月3日、石オケ第9シーズンが今日からスタートします。
強力な新団員も複数加わり、また新たな講師の先生もお迎えして、ますますパワーアップした石オケを目指します。
新たに加わった講師の先生は、ヴァイオリンの李玲花先生。今日はお休みだった安藤先生、サポートメンバーとして参加していただく加賀さんも加えて、講師陣は総勢7人の強力体制となりました。
「さあさあ、早速始めましょう。」
とマエストロは、初日から爽やかな笑顔です。
「私、最近糖質断ちダイエットをして4キロ痩せまして、身体が軽くなったので、ちょっとテンポが速くなるかもしれません。」
えっ、それは困ります。これ以上速くされたらついていけません!
と焦りましたが、それに続けて
「でもネットで調べたら、ラーメンの後にバナナを食べるとラーメンがチャラになるらしいです。それから、パスタの後にりんごジュースでパスタがチャラになって、焼肉の後にブラックコーヒーでもチャラになるらしいんですね…」
と、ラーメン、パスタ、焼肉にかなり未練がある様子。
そのネット記事、どこまで信用できるかわかりませんが、少なくとも「チャラになる」という部分はマエストロの願望を込めた拡大解釈に違いありません。この調子なら、マエストロがこれ以上身軽になる(=これ以上テンポが速くなる)こともなかろう、と少し安心したところで、練習開始です。
前半はドヴォルザークの弦楽四重奏『アメリカ』から。石オケにとっては第2回
の定演以来、2回目の演奏です。今回は第一楽章のみ演奏予定です。最初は譜読みとしてゆっくりテンポで入りましたが、
「みなさん、よく弾けてるじゃないですか。それでは、本番モードでやってみましょうか。」
こういう流れも、はい、いつものとおりです。
今日の練習はプルトも流動的で、筆者は伊東先生のすぐ後ろで弾くラッキーを射止めました。伊東先生のオーバーアクションの真似をして弾いていたら、力の入れどころがよくわかって、ちょっぴり上手く弾けたような気がしました。丁寧に進めていただいたおかげでボウイングの確認もでき、初回の練習会から上々の立ち上がりです。
『アメリカ』の出来具合に気をよくしたマエストロは、
「では、後半はチャイコフスキーに行きましょう!」
と、ますますテンションを上げています。チャイコフスキーの弦楽セレナーデは石オケ3回目の演奏だけに、完成度を高めたいと張り切っている様子です。
筆者にとっても3回目の弦セレですので、楽譜を追うのに必死だった前回より上達した演奏を目指したいところでしたが、わっ、まずい!すっかり忘れています(汗)結局、今日も必死に楽譜を追っていた筆者でした。
マエストロは今シーズンも講師の先生たちを質問攻めにしたいようです。半分面白がって、指されるのが不得意な伊東先生から攻めています。
「導入部の締めのところで同じフレーズがメゾフォルテ、ピアノ、ピアニッシモと続きますが、ここはどういう風に弾けばいいですか?」
と攻められて、伊東先生
「えっ…だんだん小さくすればいいんじゃない。」
いやいや、それはわかってます。小さくする方法を尋ねている訳で…
同じ質問が他の先生たちにも順に回ってきます。
李先生は「弓を使う幅をだんだん少なく」
手塚先生は「弓の傾きを大きくしていって、使う毛の量を減らして」
チェロの毛利先生からは「弓の使う位置をだんだん上げていく」
とそれぞれ、説得力のあるアドバイスが返ってきました。そこまで聞いていた伊東先生、急に何か思いついたようで、元気に
「ハイッッ!」
と手を挙げて「弓をだんだん指板に近づけていく!」
はい、100点満点の答えをいただきました。
先生方、有益なアドバイスをありがとうございました。
第9シーズンも、初回から石オケらしさ満載の充実した練習会となりました。帰り道で新入団の団員に今日の感想を尋ねてみると
「すごく楽しかったです。時間があっという間に過ぎました。」
という返事が返ってきました。「楽しい」と言ってもらえたことが何より嬉しく思いました。第9シーズンもいいシーズンになりそうな予感がします♪
by A.E.<Vn>