帰ってきた!「農園アンサンブル」

  • 2025年1月30日
  • 2025年1月30日
  • 演奏会
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寒風吹きすさぶ冬晴れの1月26日、練馬区農業体験農園「緑の散歩道」の懇親会がJAあおば「こぐれ村」にて開催され、団員有志によるアンサンブル演奏を行いました。コロナや会場の改装工事で長らく懇親会自体も開くことができませんでしたが、ついに農園アンサンブルが戻ってきました。

リニューアルされた「こぐれ村」

昨年末の懇親会開催の決定と同時に、筆者はすぐに協力してくれるメンバーを募り、カルテット(弦楽四重奏)を構成し、曲の選定、練習と演奏会に備えてきました。

いよいよ、懇親会当日です。これといった進行のプログラムはなく、われわれの出番はいつになるのか決まっていませんでした。‘それならば’ということで筆者はトップバッターを申し入れ了解いただきました。というのも、早く演奏を終わらせて、ゆっくり飲食に専念したかったのは言うまでもありません。あとに続くウクレレ演奏の方、お先に失礼しました。

農園の園主さまのご挨拶、乾杯、しばしの歓談と続き、いよいよ農園アンサンブルの出番です。司会の方から石神井Int’lオーケストラの紹介とともに5月に開催される定期演奏会までPRしていただきました。感謝、感謝です。

さて、演奏の開始です。だれでも知っている雄々しいアップテンポの映画音楽からスタートです。このような曲を最初に演奏したのは、聴衆の心を掴みたいこと、そしてわれわれのウオームアップを兼ね緊張をほぐすためです。また、筆者の技量を誤魔化すという姑息な考えもありましたが。

1曲目が終了し、筆者のMCです。既に司会者から5月の定期演奏会の紹介をしていただいておりましたが、改めて自分の口から宣伝です。ひととおり話をして演奏の準備に入ろうとした時、メンバーの一人から‘無料’、‘無料’と声をかけられました。そうです、この定期演奏はどなたでも音楽を身近に親しんでいただきたいことから‘無料’のコンサートです。ナイスアシスト、ありがとう!今、このブログを読まれている方、是非われわれの演奏会にいらしてください。

2曲目、3曲目は、一転して美しい曲を選びました。ヴィバルディの四季より「ラルゴ(冬)」、そして、昔から親しまれている日本の歌「ふるさと」です。「冬」では、ファーストヴァイオリンの美しい調べを他の3人が支えるべくしっとりと演奏しました。

「ふるさと」では、生演奏をバックに聴衆の方々に一緒に歌っていただき、カラオケとは一味違った楽しみを体感していただきました。

演奏も終盤にさしかかり、4曲目、5曲目は、新年のはじまり(既に1月も終わりですが、それはさておき)にふさわしい曲、クラッシックのニューイヤーコンサートではお馴染みのヴェルディの歌曲「椿姫」から乾杯の歌、そしてヨハン・シュトラウスの「ラデツキー行進曲」を演奏しました。普段、クラッシックに馴染みがなくてもだれでも知っている名曲です。みなさんの手拍子もはいり、われわれも楽しく演奏することができました。

演奏の様子

予定していた演奏が全て終了したところで、まさかのアンコールの声が。アンコールは用意していなかったのですが、だんだんと拍手とアンコールの声が大きくなり、もう「やるっきゃない」ということで、再度「ふるさと」を全員合唱-生演奏付き-で最後を締め、楽しい雰囲気の中演奏を終えました。

末筆ながら、農園の園主さまをはじめ、美味しい料理を作って頂いた方、また、懇親会のだんどりから会場の準備、進行をしてくださった方々に、メンバーを代表して深く感謝を申し上げます。われわれも皆さんと楽しいひと時を過ごすことができました。ほんとうに、ありがとうございました。 (Vn:や)