天は我に味方をしなかったのか!
野外ステージでの演奏は叶いませんでしたので、そのかわりに一週間前のリハーサルの模様を、再度、お伝えいたします。
わがマエストロ=クニト氏の率いる二つの弦楽オーケストラ、 石オケとクニトオケ、さらに石神井中学校の吹奏楽団、 三団体が集結して合同演奏。 老若男女、管弦楽楽の大編成。 人数だけはマーラーのシンフォニーを演奏するんじゃないかという絢爛豪華さ。
私の所属する石オケは比較的人生経験豊かなメンバー。 奏でるテンポもそれなりにコンサバで、 ティーンエイジャーズ吹奏打とクニトオケキッズの高速フィンガーテクニックの勢いに押され気味、 ある意味混乱とも混沌ともいえる状況下、 マエストロはまったくぶれることなくイケイケドンドンを選択して、我々を叱咤します 。
「ほならやったろやないかい!」と唐突に関西弁もつぶやいてしまいそうな、 もうやけくそ気味な熱気と共に、中学生諸君の合唱も交えて練馬区歌は仕上がり上上。
日の目を見ることのなかったラデツキー行進曲 。ウィーンフィルニューイヤーコンサートでおなじみの 和気あいあいとしたゆったり感は微塵もありましぇんっ!(あ、もっと西へ行ってしまっ た)
JR東海の誇るビュレットトレインか?
それとも インディ500の佐藤琢磨なのか?
いやここは エアレースの室屋義秀と言いたいっ!
上空で針の糸を通す正確無比な操縦技術と アクロバチックで大胆なライン取りを昇華させ 数メートル先の観客が手に汗握り、見守る関係者に冷や汗をかかせたのは それも演出とイワンばかりのクニト氏 。この圧倒的な迫力によって自らインテグレイテッド石神井音楽集団と化した クニトサウンドを 皆さんに体験していただけなかったのは至極残念でありますが、 ひょっとしてこれは神が演じた来年への序曲なのか? であるとすれば2018は降臨間違いない!!
by ハリー@エアーチェロ
↓↓↓ 以下、コンサート当日の哀愁漂う写真集です ↓↓↓
中止が決定してガックリと肩を落とすマエストロ
誰もいない舞台に向かって、ひとりタクトを振って無念を噛みしめていたけれど…
会場がこの有様では中止もやむを得ません
会場準備や連絡調整に前日から飛び回ってくださったスタッフの皆さんのために、気を取り直してとっておきの演奏をプレゼントをする心優しいマエストロでした
クニト先生、朝早くからお疲れ様でした