アンサンブル交流会2019

  • 2020年1月4日
  • 2020年1月4日
  • 練習
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あけましておめでとうございます。

新しい年が始まり、石オケ第7シーズンも早くも半ばに差し掛かってきました。定期演奏会まであと半年、ギアを上げてがんばっていきましょう!

さてその前に、昨年末に行われたアンサンブル交流会のご報告です。

オーケストラの名にふさわしい忘年会として暮れも押し詰まった12月28日に行われた会には、20名ほどの団員が参加し、それぞれ、気の合う仲間たちとグループを組んでアンサンブルを楽しみました。

「本業(定期演奏会のこと)に支障ない程度の練習で」と西谷マエストロに釘を刺されている団員たちは、絶秒なコメントや小道具使いなどで練習不足を見事にカモフラージュさせ、笑いの絶えない演奏会となりました。

そんな中で、参加者全員から万雷の拍手を浴びたのが、某団員と小学校3年生のお子さんS君の親子デュオでした。音程も強弱のつけ方も100点満点、弓使いから音質までピタッと合っていて「これぞアンサンブル」といった素晴らしい演奏でした。司会のマエストロがS君に「何回くらい練習したの?」と尋ねたところ「数えられないくらい。」と。その瞬間、団員たちが全員下を向いたことは言うまでもありません。

後半は、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、各パート別のアンサンブルでした。ヴァイオリン組は総勢9名に前半のヒーロー・S君を加えた10名で、簡単な編曲による『ラ・フォリア』を演奏したのですが、指揮をしていたマエストロの中で「教育者魂」が急にムクムクと湧いてきたようです。

「では、もう一度、今度はS君だけ1st、大人は全員2ndで!」

と、プログラムにない演出を始めます。「S君に初めてのコンチェルトのソロを味合わせてあげたい」という先生ごころの現れでした。かくして、S君は今日二回目の拍手喝采を浴びたのでした。

後半の部には、もう一人ヒーローがいました。チェロカルテット『ONE TEAM』は、自分たちで繋ぎの編曲をした讃美歌とクリスマスソングのメドレーを演奏したのですが、黒一点のH団員が急にチェロをトロンボーンに持ち替えて、二刀流を披露し始めました。緑色のトロンボーンに赤いベストと蝶ネクタイ、とクリスマスカラーの演出もばっちり決まっています。「ほおーっ」と一同感心していたら、今度は突然、

「グロ~~~~、オ~~~~、オ~~~~、オ~リア♪」

と、渋いバリトンで朗々と歌い始めた!!

場内は、その多才ぶりに、やんやの喝采となったのでした。

最後は、全員合奏で『喜びの歌』の演奏。1回目は指慣らしのゆっくりテンポ、2回目は普通のテンポ、そして3回目にはマエストロの大好きな倍速テンポと、石オケらしい弾き納めをして、交流会はお開きとなりました。

石オケの弾き初めは1月11日。年明けとともに元に戻っちゃった、と言われないように、しっかり練習して臨みましょう。今年もよろしくお願いします。

by A.E.<Vn>