石オケ第10シーズン始まりました!〜9月9日の練習会〜

  • 2023年9月12日
  • 2023年9月12日
  • 練習
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石オケ団員の皆様、石オケブログ愛読者の皆様、お久ぶりです。

9月9日。石オケ発足10周年にあたる記念の新シーズンがいよいよ始まりました。5月の定期演奏会から4ヶ月。毎日「暑い、暑い」と言ってばかりの苛酷な夏を過ごしているうちに、あっという間に新シーズンの幕開けです。

大事な練習初日なのですが、実は筆者は野暮用で欠席となってしまいました。ところが、この日の臨時レポーターに任命したとっても気が利く団員から、詳細なレポートと極秘の録音データが届きましたので、今回はそれを基にリモート練習会報告とさせていただきます。

録音データは、演奏の音のみならず、近くの団員同士のコソコソ話まで拾われていて、臨場感に溢れていました。おかげで筆者も、懐かしい石オケの空気の中に一瞬で入っていくことができ、早くあの場に戻りたい!という気分になりました。

初日の練習メニューは、エルガーの『セレナーデ』とフランク・ブリッジの『弦楽オーケストラのための組曲』の2曲の譜読みです。もうひとつのブルッフ『スウェーデンの民謡によるセレナーデ』と合わせて、今シーズンは3曲も石オケ初演の曲が用意されています。マエストロによると

「某団員から昨シーズンは再演の曲ばかりでつまらなかった、という声があがったので、今回は思い切り新曲をぶち込みました」

と、完全に団員のせいにしていますが、真相は如何に。

練習初日とあって、マエストロはいつにもましてテンションが高いようです。レコーダー越しにもテンションの高さが伝わってきます。エルガーは初演とは言うものの、実は幻となった第7シーズンに少しだけ練習していた曲で、半数の団員にとっては耳に馴染んでいた曲でした。そんな訳で初回からかなり弾けていたこともあり、マエストロは「みなさん、素晴らしい!!」を連発しておだてています。最初から最後まで、ずっとメロディを歌いながら指揮しているところを見ると、今回の選曲にはマエストロの好みが相当反映しているようです。フランク・ブリッジの始めにも「この曲はいい曲なんで、よろしくお願いします。」なんて言ってました。

ところで今回、石オケの練習会の様子を第三者として録音で聴くという初めての体験を通して、様々なことに気付くことができました。3点ほど挙げてみます。

その1。マエストロの指導が一度入るだけで、石オケの音楽はものすごく変貌すること。エルガーの1回目と2回目の演奏を比較すると、2回目はとても活き活きとした彩のある音楽に変わっていました。演奏している時にはなかなか気付けない視点でした。マエストロも常々おっしゃっているように、石オケはとっても素直な「やればできる子」なんです。ただ問題は、すぐ教えを忘れて元に戻ってしまうところなんですね。今シーズンは元に戻らず「やればできる子」状態を保ってやっていきましょう。

その2。石オケは弾けないところになると、笑ってごまかす。2曲目のブリッジはかなりの難曲で、途中で何度かグダグダになったようなのですが、マエストロが演奏を止めるたびに、爆笑、爆笑、また爆笑。某団員によると、メロディパートでその分、譜読みはしやすいファーストヴァイオリンですら「そのアドバンテージを全く感じさせない意味わからなさだった」そうです。前々回のドビュッシーやその前のバルトークのような<カオス>な曲を、マエストロは好んで選びたがるような…でも、爆笑を超えて難曲をマスターしていく、それもまた練習会の楽しみなのかもしれませんね。

その3。やっぱり講師の先生方なしに石オケの演奏は成り立たないこと。そんなグダグダのブリッジでしたが、グダグダの音の外側で、とっても正確で美しい音が鳴っていることがよくわかります。もちろん先生方の音です。私たちが安心して、そして時に「もしかして私、上手くなっちゃった?」と勘違いしながら演奏できるのも、各パートに強力な後ろ盾が付いているからだという当たり前のことを、改めて認識できました。

そんな訳で、石オケ第10シーズンも和気あいあいの雰囲気の中で無事に船出となったようです。録音越しの筆者でもこれだけ楽しめたのですから、実際にその場にいた団員たちはもっと楽しく初回の練習会を終えたことと思います。

初回から出遅れた筆者ですが、臨時レポーターの報告も頭に入れながら、追いつけるようにがんばります。エルガーの第一楽章、14小節からの上行形は「ドキドキしながら」、54小節からは7度の音程とダブル#を高めに取ることを意識して、87小節からのフォルテッシモは「髪を揺らしながら」弾くことを頭に入れて練習しま〜す。

 by A.E